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今月の課題
This Month's Problem

2019年3月

本部長 岸田 守

正法は万古不変であり、いくら年月を経ようとも、いつでも新しく、私たちを導いてくれます。原点に戻って学びを深めていくために、今月は、平成九年三月号に掲載された、岸田本部長ご指導の要旨を再掲載させていただきます。

 

私たちは、誰もが他の人に代わってもらうことの出来ない、大切な、後戻りの出来ない人生の一瞬一瞬を生きています。
そして長い転生を重ねて、自分の魂が願ってきた人生の目的を見つけ、充実した輝いた人生を送りたいと日々悪戦苦闘しています。また、自分の魂の癖・カルマを発見し、修正し、自分の生き方を変え、運命を転換したいと願って生きているのです。
そのために「今日一日、自分はどう生きただろうか」と、反省も角度を変えて何度も取り組んでおられることだろうと思います。しかし、反省をしてもなかなか自分を変えられないとしたら、それは反省の仕方がどこか間違っているのかも知れません。 そこで、この『反省』を通して自分を知る一つの手掛かりとして「自分が大切にしているものは何か」「自分の心のつぶやきは何か」を見つめてみることを、前回提案させて頂きました。

 

心の動きはエネルギーの流れで、まるで新幹線のようにすごいスピードで出来事に対して感じ→受け止め→考えへと心は動き、行為へとつながって行きます。「心のつぶやき」はこの感じ→受け止め→考えが“パッ”と現われてくるものです。 「こら、出しゃばるな」「人のことを無視しやがって」と云う心のつぶやきが動いたとしても、そのまま言葉に出して相手に投げつける人もあれば、ニコニコとまるで心とは反対の態度を取る人もあります。あるいは、きっとその場から逃げて行く人もあります。ですから、この感じ→受け止め→考え→行為はセットになっていて、その人の心の動きの癖となって、しょっちゅう日常の生活の中に現われているはずです。

 

今月は、一度この心の癖をいくつかの型に分けて考えてみたいと思います。
★初めから失敗や非難されることを想像して動く型。
◦電車やバスに乗りそこねると、今日は日が悪いなと落ち込む。
◦雨が降ると今日は縁起が悪いなと、出かけるのもやめてしまう。
◦試験を受ける時、不合格を思い浮かべて受験する。
この型の人は、自信が持てないから失敗する前に引いてしまうので、大きな問題にぶつからないかわりに、ますます自信が持てなくなり、次の一歩を踏み出すことが出来ないという悪循環を繰り返すことになります。
☆失敗を恐れず、一歩踏み出す勇気が大切です。
☆失敗から学ぼう。そして、心の器を広げようとする前向きな姿勢が大切です。

 

★八方美人型。
◦人と違う意見を言うと、自分の評価が下がったり、嫌われたり、孤 独になると思うと自分の意見や考えを言わずに、すでに出ている意 見や考えに同意する。
◦Aさんの所に行くとAさんと敵対関係にあるBさんの悪口を言い、Bさんの所に行くとAさんの批評に同調し、そうだそうだと言う。
この型の人は、内股膏薬(うちまたこうやく)のように、あっちにベタこっちにベタで、自分の意見を言わないために一見人に嫌われないが、結果的には信頼を置かれなくなる。
☆嫌われてもいいから、思い切って自分の気持ちとか、意見を語る努 力が大切。
☆自分の立場を守ることに必死にならないで、本当にその人を愛するならば、何を語るのが一番親切かをよく自分に問い掛けるのが大切。

 

★引っ込み思案で、自分の殻にとじこもる型。
◦自分の意見を強く主張することが出来ず、相手とぶつかりそうになると、さっと自分の意見を引っ込めてしまって、そうそう、それを言いたかったんや、と何事もなかったことにしてしまう。そして「私は本当はこう考えているんだ」と自己満足している。
◦なるべく事を荒立てないように、八方丸くおさまる事を良しとし、相手に対して不満があっても、直接面と向かって言うことが出来ない。
◦自分が出すぎないこと、引くことによって事をうまく運ぼうとする。
この型の人は、ぶつかり合うこともないかわりに、触れ合うことも出来ない。
☆笑われてもいいから、自分の意見を発表してみる勇気が大切。
☆自分の意見が一番だと思わないで、言ってみることによって、思い違いや情報の誤った聞き方をしているかもしれないことが案外多い事に気付きます。

 

★相手の気持ちを先回りして読み、従う型。 ◦上司が明るい部下を求めていると、明るいように振る舞う。
◦上司が気のきく部下を求めていると、気配りを一生懸命する。
◦ユーモアな人を求められると、ユーモラスな自分を演じる。
この型の人は、自分では自主的・積極的に動いているつもりなので、その事に生きがいさえ感じている。ところが、いつも相手ばかり見て、相手が望んでいるものを自分も望んでいると思い込んでいるうちに、自分自身が本当は何を望んでいるのかが分からなくなってしまう。
☆相手の指示に従って考えているだけなので、自分で新しい道を切り開く勇気が大切。
☆「自分は本当はどう生きたいのか」を常に自分に問い掛けることが大切。

 

★脅迫型。
◦自分を大きく見せて、相手を威嚇したり、自分の側から先に攻撃を仕掛けて、自分が優位に立つことによって、自分の脅えや不安を隠そうとする。
◦「先に噛んでもた方が得や」「相手に呑まれたら負けや」と信じている。
この型の人は自信過剰で、自分が脅えていることになかなか気付けないし、負けることに極端に脅えている。
☆人の話をよく聞くこと。和顔愛語で人に接することが大切です。

 

★傍観型。
◦いつも離れたところから眺め、自分に危害が及ばない程度の距離を保ちながら関わってゆく。
この型の人は無責任で、口だけで行為が伴わない。
☆思い切って相手に飛び込んでみる勇気が大切。

 

★逃避型。
◦他のことに逃避し、気を紛らわして忘れようとする。
この型の人も無責任で愚痴が多い。
☆継続して関わって行く持続力が大切。

★曖昧型。
◦物事を曖昧にしたり、ごまかしたり、相手との間にバリア(かき根)を張る。
この型の人も無責任で愚痴が多く、真正面から向かい合うことが出来ない。
☆火の粉をかぶっても引き受ける勇気が大切。

 

以上、日常の生活に現われている感じ→受け止め→考え→行為の心の動きの癖をいくつかの型に分けて考えてみました。 本当は研修会でじっくりと取り組んでみたいと思っていましたが、もう少し詳しく知りたいと云う声も多く聞きましたので、少しでもご要望にお応えしたいと思い、今月号で取り組みました。
少しでも反省が進み、生き方が変わり、充実した魂の向上、輝いた人生をともに築いて行きたいと願うものであります。

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