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時の言葉
Word at time

2019年4月 組織と会員

正法は自力である。故に個の生命を尊び、自由意志を伸ばしていくものである。人の心は何人といえども拘束することが出来ないし、心を拘束できないとすれば、その行動も自由でなければなるまい。人の心と行為はそうした中で育まれ、広がっていくものである。

 

いつの世でもそうだが、伝道活動をする時は末法と化している。人々の眼は事物を正確にとらえることができないばかりか、正邪の区別すら判然としない。人間として生きていく上の正しい基準を失っているからだ。伝道活動はそうした中で行われ、末法の世だけに組織的な活動が必要となってくる。

 

モーゼもそうだったし、釈迦は教団をつくった。イエスの時はそうした組織的な活動を起こすことができなかった。環境の厳しさと組織をつくる時間的余裕がなかったからである。しかし、モーゼにしろ、釈迦にしても、組織にしばられることはなかった。組織にしばられると人間本来の自由性を失う。組織は伝道活動の最低の条件さえ整っておれば、それで十分であるからだ。組織は伝道のためにあり、人々を正道に戻す足場なのである。

 

伝道活動の間口をより広く行うために、GLAは会員制をとっている。また、会員は正法神理を学び、これを多くの人々に及ぼしていこうとする有志の集まりでもある。学び、且つ伝道の一翼を担う者が会員たる資格である。と言って、既述のように組織にしばられたり、伝道のために家庭や仕事を破壊するようなことがあってはいけない。それは、各人の自覚と家庭や協力者の理解によってなされることがもっとも理想である。

 

講演会に来て、正法は自力であると聞き、会員の有無が極めて自由なために、会員制について無自覚な人が多いのは遺憾である。正法神理を一度や二度で理解することはむずかしい。私でさえ三十数年間かかっているのである。会場から一歩外へ出ると、欲望の渦と言ってもいい。そうした中で私たちは四六時中生活し、心身をさらしている。人間は環境に左右されがちなので、怠るとすぐ環境に流される。

正道を己の心の中に確立するには、常に志を同じくする者の中で自分を見つめ、反省を重ねていくことが大事なのである。そうするには会員の一人となって、互いに啓発することを心掛けることだ。現象のみを追い求め、自ら律することを知らないと、自分を失うことになる。GLAの会員は極めて自由であり、自由の中で学び、人々を教化していくものであるが、しかし、一人でも多くの人が会員となって、安らぎのある自己を確立していくことがもっとも望ましいのである。

(一九七三年七月掲載分)

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