閉じる
時の言葉
Word at time

2020年04月 食糧問題

異常気象、食糧危機、人口問題、この三つは相互に関連し合って動いているが、これについて、さまざまな見方がなされているので取り上げてみたい。

 

まず気象については、太陽、月、地球の自転公転によって、その条件の基礎がつくられている。だがしかし、寒暖、風、雨、晴天の何れかの一方に片寄ると地上の営みに狂いが出てくる。かつて地上に人類が住む以前は、火山爆発と雨のくりかえしが続き、氷河時代が何度も出現した。これは火山爆発の降塵が天空に舞い上がり、層をつくり、太陽の熱・光を遮断したため地上の気温を下げたからである。今日、冷害や干ばつが各地におこっている。原因の一つは熱消費の増大であり、煤煙、排気ガスの塵が天空に昇り、層をつくりはじめているからである。もう一つは、地上に住む人類の想念行為によって、地軸の位置、自転のリズムを変化させていることもある。

このように気象の基礎条件は少しも変わらないが、地上に住む人類の想念行為が人口の増大に比例して、さまざまな異常気象を生み出している。アフリカの大干ばつ、ソ連、中国、インド等の食糧不足。これはいったいなにがそうさせたかといえば、それは前述の説明を理解されれば自ずと明らかであろう。

 

気象は天然の産物であり、人間の生活行為と直接無関係と思われるが、例を今日の公害をみれば、気象も人為的に左右されることは説明を要しないと思う。

人口問題は、食料生産と密接に結びつき、地球は満員という見方もあるが、しかしまだその余力は十分ある。問題は現時点の人々の意識構造(政治理念、民族意識、人種差別、経済の考え方等)に問題があり、バランスを欠いているので、歪みが生じているのだ。一方の国は食糧が有り余り、他の国では餓死者が発生すること自体、調和された地上とは言えないだろう。こうしたアンバランスがなくなり、天然の気象条件に適した方法で食糧生産が行われ、技術開発を平均的に進めていけば、地球の人口許容量はまだまだ広げられる。

 

異常気象、食糧危機、人口問題は地球人類の責任である。それぞれの責任において調和された生活、つまり、人類は皆兄弟という人間の原点に立って処理していくならば、この問題は明日にも解決していくであろう。しかし、今のままの状態が続けば、食糧危機を発生せしめ、問題を深めていくことになりかねない。

 

(一九七四年六月掲載分)

高橋信次先生ご講演DVD 注文書

高橋信次先生のご講演DVDを販売いたしております。
「詳細はこちら」のボタンよりPDFを開いて頂き、
必要事項を記入の上FAXにて送信下さい。

高橋信次先生ご講演CD 注文書

高橋信次先生を関西本部に御招待した1971年10月の初回講演からの関西本部でのご講演をCD集として今後まとめてまいります。
「詳細はこちら」のボタンよりPDFを開いて頂き、必要事項を記入の上FAXにて送信下さい。