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高橋信次先生講演
Lecture

転生輪廻について(4)

(前号より)

 

皆さまは、果たして経文というものの成り立ちを知っているでしょうか。いわんや、この中には念仏宗をやっている人たちもおります。或いは南無妙法蓮華経を拝んでいる人たちもおります。何とか宗とかいう、ドンツクドンツク太鼓を叩いている人たちもおります。己の心を忘れ、神の子としての自覚を忘れて他力を求める、そういう人たちは憑依されてしまいます。皆さまの心はごまかせないのです。

ほとんどが、身体の状態を見れば即座にその人々の心の状態がわかるのです。皆さまのそれぞれの意識の中にはテープレコーダーと同じように、転生輪廻の全てを記録している90パーセントの偉大なる智慧があるのです。この90パーセントの中には今までの体験された人生航路の全てが記録されております。

 

これをあの世へ帰って、皆さまは自分自身の嘘のつけない善なる心で裁くのです。見せかけだけで、形だけでやっている人たちは、それは全て偽我であることを知らねばなりません。見せかけなどはどうでも良いのです。人が見ていようが見ていまいが、真実、自分自身に正しい偏りのない心の物差しを持って生活し、人のために尽くす行為、これを実践した人たちは執着はなく、そして心というものは、丸く広く豊かなものなのです。我々は外見にとらわれてはならないということなのです。

皆さまは己自身、心からして真実なものをよく知らなくてはなりません。人間の大脳皮質というものは、物を記憶する装置ではないのです。その理由は、皆さまが眠ってしまった時にも鼻の穴は立派に開いております。蓄膿症の人は別です。耳の穴もちゃんと開いております。

 

しかし、眠ってしまったらどこが記憶しているのですか。ある脳外科の先生は「人間の脳細胞の中にはみな引き出しが入っておって、その中に全て記録されておるんだ」と言っておりました。そして、その先生に私は聞きました。「その引き出しはどのように出来ているんですか」と、すると「それはよくわからない。想像ですがね……」その想像を一般大衆が信じてしまうのです。とんでもない話です。

皆さま自身の肉体は、客観的にとらえ得た記憶装置にしかすぎないのです。

まず、皆さま自身の五官を通して感じ得たもの、例えば目で見たものは、視覚神経を通して大脳皮質の神経繊維に脳波という電気的振動が起こります。その電気的振動が皆さまの肉体舟の船頭さんである意識、もう一人の自分に記録されていくのです。これは全てキャッチしております。それが皆さまの転生輪廻の全てを記録しているのです。

 

90パーセントの意識、これをインドの当時は〝パーニャパラミター〟と言っておりました。〝内在された偉大なる智慧〟とも言いますが、これを紐解くにはどのようにしたらよいか、それを私が説いているのです。霊感を呼ぶのではないのです。

自分自身の思うことと行うことが調和された真実の偏りのない生活行為の中にこそ、それを紐解くことが出来るのです。この時に皆さまが転生輪廻を繰り返してきた偉大なるテープレコーダーのスイッチを、或いはビデオテープのスイッチを皆さま自身が入れることが出来るのです。

こうなりますと、我々は自分の今思っていることと行っていること、その姿こそ過去からの自分の姿だということを悟るのです。真の信心というものは、己の心の善なる道を信じて行うことなのです。

それを特に日本においては、今から百年ほど前に仏教と神道に分けてしまい、そして神道は国家の庇護を受けて日本を神国にしてしまいました。昨日の方の質問ではありませんが、日本は神国であり、その神国に神の道を説く人々が出るのだ、ということを言っておりました。残念なことに、日本ばかり太陽が照っているのではありません。地球全てが神国です。人類は皆兄弟なのです。黄色、白色、黒色と人種の違いはあっても、彼等に自然の環境に適応した場所を神は与えたのです。舟は変わっても、乗っている各々の人格は変わっていないのです。

 

このように普遍的な意識というものは、また眠っている時に次元を超えてあの世に行っている場合もあります。或いは過去世は、かってどこどこで生まれ、このような環境だったということで行っている場所もあります。それに我々が心を調和してあの世に行く場合、途中までついてくる人たちもあります。或いは、夢という現象になって現れている場合もあります。それですから、目が覚めてみると、あっちもこっちも途切れ途切れのところしかわからなくなってしまいます。

それが今の10パーセントのこの眼で、この耳で、見て聞いてくる能力が出来るようになった時に、我々はもはや次元の違った世界、あの世というものの存在を否定することが出来ないのであります。

今までは頭の中や口先で、本に書いてあるものだけを見てそれを信じておりました。しかし我々は今、この時からそれを卒業しなければなりません。まず正しい偏りのない神理、八正道の根本というものを己自身の物差しとして生活することが第一なのです。

その行が積み重ねられた時に、皆さまは初めて己自身を悟り得るのです。

 

(次号に続く)

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