閉じる
高橋信次先生講演
Lecture

諸 法 無 我(宇宙の神理)(2)

(前号より)

 

我々は物質文明のための人間ではなく、物質文明をいかに駆使して、より豊かな心とより調和された環境をつくるかということに人間の目的と使命があるのです。その努力が人生というものに対する偉大なる価値を悟って、皆さん一人ひとりが偉大なる神の子だということを知っていくのです。まず、自然を見てください。自然の摂理というものは人間の知恵によって変えられないものです。その自然の摂理、法則というものを我々の生活の中に導入して自分自身の豊かな心をつくり上げてゆくこと、それにはまず、正しいという人間の心の規準が必要です。その規準を失ってしまった時から混乱した社会が訪れてくるのです。

 

スモッグのかかった大自然はあらゆる公害を生んでおります。それと同じように、自分の心に曇りをつくった時から偉大なる神の慈愛の光を自ら遮ってしまったのです。それが苦しみという大きなお荷物なのです。皆さまは、次元の違った四次元以降の世界より、みな神の子として光明に満たされた豊かな丸い心を持って両親を選び、そして新しいこの地上界における学習をよりよく学んでこようとして出てきたのです。皆さまはあの世からこの修行場に降りた時に、皆さまの魂の兄弟や光の天使たちに、今度はしっかりやってきます、地上界を眺めてみると多くの人々はみな心を失い、間違った信仰に自分自身を没入している。これではいけない、私たちが出たらより多くの病める人たちを救い、平和なユートピアをつくろうと、百人が百人全部に約束してきているのです。

 

しかし、お父さんお母さんが先に出ている苦しみを、皆さまは誰もが知っているのです。お父さんお母さんの調和によって、まずこの地上界を渡っていくための新しい縁生の舟、肉体舟を与えられて、お母さんのお腹の中に皆さまの魂が入った時から、だんだんと次元の違った世界から隔離されてゆきます。

 

最も不安定な固体的なこの地上界という場に十月十日経って生まれると同時に、皆さまの意識は100パーセント潜在してしまい、その潜在された意識の中から徐々に徐々に本能が芽生え、欲望が出てまいります。生まれた環境や教育、思想については、そうした中で自分を磨いていくと言って、自分が望んで出てきたのです。あの世では、人間のつくり出した経済、地位、名誉等の欲望は一切持っておりませんが、しかし、私たちは自分の生まれた環境に左右され貧乏をしてしまうと、あらゆる面で自分の心まで貧しくしてしまいます。反対に、恵まれた環境の人々は変な優越感を持ってまいります。家柄とか地位とか財産というものに溺れてしまいます。〝金持ち三代続かず〟という諺を知っているでしょう。その実例もたくさんご存知のはずです。

 

人間の欲望が呼び込んだ苦しみのお荷物を持った時から、心というものを失ってしまうのです。

栄枯盛衰は世の習い、という言葉もあります。その栄枯盛衰もすべて心の在り方が原因です。欲望、自我我欲が高じると自分自身の思想をも狂わせてしまうのです。このようにして自ら選んだその環境を通して、自分が今世においてまた新しく学習をするのです。その新しい学習により自分の心を豊かにするためにやらなければならないのだ、ということを知らないのです。

 

我々はいかに経済的に恵まれていても、地位、名誉があろうとも、この地上界を去る時には誰も一銭もあの世に持って帰ることは出来ないのです。もし意識の中にそれらの執着を持って帰ったとしたならば、やがて皆さまは再び地獄界に、そして地獄から上がったところの修養所という場で、自らを裁かなければなりません。人生におけるところの一切の想念と行為、諸現象を皆さまの心の中のテープレコーダー、ビデオテープに記録されているものがそのまま現象化されます。その現象化されたものを、自らの嘘のつけない善なる心が裁くのです。自分自身が裁くから厳しいのです。この地上界においては、人間のつくり出した法によって裁く場合には情状酌量という言葉があるけれども、皆さまの善なる心は厳しいのです。ちょっとの狂いも許しません。そのため修養所から少し離れた所には、仏像だの、曼陀羅だの、十字架等、いろいろな物が捨ててあります。これは、この地上界において体験してきたところの執着を自分が裁き、善我なる悟りへの反省を重ねた結果、捨てられたものです。

 

想念は物をつくり出すということを皆さまは知っているはずです。その想念を持ち続けてゆくのです。ある者は間違った宗教を通し、ある者は禅によって悟れるのだと思って心を無にした時に、我々の心は一念三千、悪にも善にも通じますから、この地上界の転生輪廻の過程において、正道を踏みはずした人たちが展開している地獄界というところがあります。その地獄界に住んで、この地上界に執着を持った霊たちが同じような心の人々に憑依するのです。文明が発達して心が失われるにしたがい、知と感情だけがふくらんでしまった多くの人々に憑依してゆきます。その結果が、学生諸君の中にノイローゼ、うつ病が多くなっているというのもそこに原因があります。また、一部に闘争と破壊を旗印に、それに翻弄される人たちも地獄界、即ち阿修羅界の迷える霊に支配されているのです。

 

(次号に続く)

高橋信次先生ご講演DVD 注文書

高橋信次先生のご講演DVDを販売いたしております。
「詳細はこちら」のボタンよりPDFを開いて頂き、
必要事項を記入の上FAXにて送信下さい。

高橋信次先生ご講演CD 注文書

高橋信次先生を関西本部に御招待した1971年10月の初回講演からの関西本部でのご講演をCD集として今後まとめてまいります。
「詳細はこちら」のボタンよりPDFを開いて頂き、必要事項を記入の上FAXにて送信下さい。