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高橋信次先生講演
Lecture

諸 法 無 我(宇宙の神理)(3)

(前号より)

 

皆さまの目は現在このような諸現象を見ていますが、存在していても見えないものもたくさんあります。それが心の目を開いた時に、一人ひとりの心に同じような同通された者が常に同居していることを確認できるはずです。迷える霊は憑依霊となり、ある者を怒らせたり、不調和にさせたりして、その人の本性を失わしめてしまうのです。それだけに、混乱した社会が展開されればされるほど地獄界は騒ぎ立ててきます。その結果が天上界にも影響してまいります。すでに人間が心不在となり、闘争と破壊の中に人生の目的と使命を忘れた人々が多くなるにしたがって末法と化してゆきます。つまり、諸法無我の神の心の現れである法という神理が、人々の心から失われてゆくのです。

 

或る仏教宗派では、法灯を絶やすべからずといって、人間のつくった灯明を千年も千五百年も燃やし続けておりますが、真の法灯というのは、皆さんの心の中を光明に満たす法灯でなければならないのです。それが宇宙の神理、諸法無我の神理なのです。 大自然は神の心の現れであり、すべてが調和されています。

 

例えば、植物は太陽の熱・光のエネルギーによってまず水を吸収し、二酸化炭素も吸収して光合成し、澱粉や蛋白質や、或いは脂肪や糖分を作っております。私たちは、その野菜や植物から血や肉や骨になる成分を摂って肉体を維持しております。

 

一方においては、二酸化炭素や肥料を植物に与え、植物の成長を助けています。すべて、大自然はみな相互関係をもっており、動物、植物、鉱物それぞれが相関の中に安定しているのです。

しかし、太陽の熱・光のエネルギーが少しでも狂ったらどういうことになるでしょう。地球のNとSという地軸がわずか狂っただけでも大変なことになります。夏と冬の差どころの騒ぎではありません。

 

我々は、自然と万生万物が相互関係の中に安定しているのだということを考えたならば、人間が肉体を持って自分の心の調和を図れば、皆さま一人ひとりの心は無限大に広がり、宇宙大になってゆきます。心の曇りを取り除き、心が調和された時に宇宙即我、皆さまの心は拡大され、大宇宙を飲み込むだけの偉大なる力を持っている万物の霊長であり、長い転生輪廻の中に体験されたるところの偉大な智慧の所有者であることを自覚するのです。

 

そういうことがわかってまいりますと、我々は神と同根なのです。宇宙即我、一人ひとりが神の子であり、神の心と通じる魂だということがわかるのです。そして、一人ひとりが個性を持っておりますが、その個性が間違った方向に展開してゆくと人間は物質文明の奴隷になり下がり、闘争と破壊をくり返してゆくのです。

しかし、神は我々に反省というチャンスを与えております。万物の霊長は本来、闘争と破壊ということは許されるものではないのです。なのに我々は、そのような不調和な心が出てまいります。そこにまた、この地上界は盲目の中から、より豊かな自分を悟る絶好の環境なんだということになるのです。私たちがこの地球上という場、最も不安定な固体的な環境の中で盲目の人生を通してあらゆる体験されたことを、より自分自身の心を豊かにする糧として、より飛躍するための自分をつくってゆかなければならないのです。

 

皆さまの心はそれはそれは大変なものです。どんな知識も、あらゆる体験も、長い何十億万年に亘る転生輪廻のすべての記録を誰もが持っているのです。心の曇りを晴らしてみてください。皆さんが体験されたるところの一切の諸現象はすべて記録されているという事実、ただそのスイッチの入れ方がわからないために苦しくなると、歴史的につながっている習慣的な信仰などに走り、手を合わせてみたり、一生懸命に拝んでいるうちに憑依されてしまったり、滝に打たれて肉体煩悩を滅するためだと間違った方向に進んでしまうのです。いかに立派な舟を造り、立派な装飾をしたところで、それだけでは決して安全航海への基礎にはならないということを皆さまは知っているでしょう。

 

人間の肉体も人生航路のただの乗り舟なのです。その舟についている眼や耳、鼻、口、これはただ、最低の生活が出来る上に必要なものだけしか与えられておらないのです。その肉体五官で正しくものを見る、片寄らない正しい見解を持つことが実は大切なことなのです。我々自身の心が光明に満たされていなければなりません。一番重要なことは片寄らないということです。

 

(次号に続く)

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