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高橋信次先生講演
Lecture

道について(2)

(前号より)

 

私たちは、この地上界に生まれてきた時は全く裸です。どんなに経済的に恵まれている場所に生まれようとも、その方は決してお金や財産を持ってきていないのです。また、この地上界を去る時にも、いかに皆さんに財産があり地位があろうとも、それを持って帰ることは出来ません。

そこで、我々自身にとっては次元の違った世界、あの世という世界こそ実在の世界であり、我々は、あの世とこの世、即ち、色即是空、実在と現象の世界を輪廻転生しているということです。我々はその〝道〟を歩んでいるのです。そして今もまた、皆さんは自分自身のあらゆる環境を通して、人生の新しい学習を続けているのです。

人間の心というものが調和されてまいりますと、やがて我々は次元を超えた世界を、自由に見ること、聞くこと、話すことが出来るようになってきます。それは、般若心経の中にあります〝パニャー・パラ・ミター〟と言って、内在された偉大な智慧に到達することなのです。

 

この境地に到達した人をラカンと言っていますが、インドのゴーダマシッタルダーの時代は、当時の言葉ではアラハンと言っております。人間は本来、そのようなアラハンの境地になることができるのです。生まれてきた時には、皆さんは本来、豊かな丸い心だったのです。

その心の中には、神から与えられているところの本能という領域、感情という領域、さらに知性という領域、理性という領域、さらにその中心には想念という領域があり、皆さん自身の五感五体を通して感じ得るいっさいの諸現象は、心を通して現象化されていくのです。それは、皆さんの眼で見ることは非常に難しいことです。

しかし、あの世という次元の違った世界は厳然として存在し、それぞれがみな肉体を持っているのです。それは、現代のようなこの地上界に適応したところの物質的な原子細胞によって構成されてはおりません。あの世から出てくる時には、それぞれが長い転生輪廻の中で、自分自身の魂をより調和した豊かな丸い広い心を持っていたのです。

 

私たちは、神の体であるこの地上界という場所にまず出てまいります。先に、次元の違った世界でお互いに親になる人、子どもになる人と、それぞれが約束して登録されます。両親になる人が先に出ていき、一定の年頃になり結婚をして結ばれていきます。そのことは次元を超えた世界から皆さんはすべて承知の上で出てきているのです。

 

 

あの世では、金持ち貧乏人というものは関係ありません。あの世から見ていると、その人がいかに人生を豊かに広く丸い心で生きているかということがわかるのです。あたかも、皆さんが二次元のX軸Y軸を結んだところの映像を眺めて、それぞれの状態を支配し干渉するように、次元の違った世界からは、この三次元の世界をすべて見通す能力を持っています。そういう世界から、実は皆さんの誰もが出てきているのです。それだけに、この末法の世の中、厳しい人生を皆さんは自覚して出てきているのです。

子どもになる約束をした人は、お母さんのお腹の中に入ります。約三ヶ月目ぐらいになりますと、次元を超えた世界から支配にかかりますから、お母さんの意識と自分(子ども)の意識との間にずれが出てきます。しばらくすると完全に調和されます。その結果が、ある人にとっては〝つわり〟の現象となり、食べ物の好みが変わってしまうのです。それは、子どもの意識の影響によりなされているからです。

 

(次号に続く)
この稿は、昭和47年12月10日、関西本部定例講演会での内容をテープより書き起こしたもので、一部加筆・修正を加えてあります。  〈文責=編集部〉

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