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高橋信次先生講演
Lecture

道について(5)

(前号より)

 

当時(インドの時代)は、一週間山中に入って、自分の心というものを見定めて初めてゴーダマ・シッタルダーの前で、

あなたは、まず私を信じますか。

あなたは、私の説く法を信じますか。

そして、私の集団、すなわちサンガー(教団)に帰依しますか。という三つの約束をして、弟子入りを許されたものです。

一人ひとりの心というものは、調和されていれば後光がでていますから、すぐに入門する資格が与えられます。しかし、現代社会では違います。心が不調和でも、お金を持っているか或いは調子のいい人たちのように表面だけを飾っていてもいいのです。

ところが、GLAではそれは通りません。相手の心の状態、光をすべて見通す人たちが、何人も何人も出ているのですからごまかせないのです。口先だけで上手いことをいったところで、これはだめです。

 

人間には、それぞれ魂の乗り舟である原子肉体の後ろには、ちゃんと光子体というものがついています。この光子体は、自分の心が調和されていれば光が出ていますし、調和されていないと光は消えています。現象界(この世)から実在界(あの世)へ行く時、すなわち死を迎えた時、離れていく光子体の肉体が、暗いか或いは光に満たされているかによって、地獄、極楽が決まってしまうのです。

質量が重ければ、地獄です。質量が軽ければ、天上界です。その世界を仏教では金剛界と言っています。それは光の世界です。こういう世界に行く人たちは、仏像に出ているのと同じように後光に満たされています。まず八正道という、正しい人間の心と行いというものの道を極めている人たちなのです。そういう人たちは、生きていながら次元を超えた世界に行って見てくることが出来ます。

それは、光子体と原子体の肉体を結んでいる霊子線というものがあるからです。皆さんの心は、光子体の中に入っています。ですから、夜、眠ってしまった時には、光子体が肉体(原子体)から離れている場合が多いですから、どんなに立派に鼻の穴があいていても耳の穴があいていても、見ることも嗅ぐことも聞くことも出来なくなってしまいます。人生航路の乗り舟から、船頭さんが降りているからなのです。

 

生きている間は、この舟と皆さんの光子体の舟とは、ちゃんと霊子線でつながっています。この霊子線の光が、あの世に帰る道なのです。片寄らない中道の道を、心と行いを通して実践している人たちの道(霊子線)は光に包まれています。それは、光のドームのようなところで、その中をものすごいスピードで駆け巡っていきますと、次元の違った世界へ到達いたします。

神を信じない人たち、自分自身がでたらめ三昧で、人の道を行わない人たちは、そのまま地獄界、真っ暗の中へ落ちていきます。この地上界というところは、そういう人たちが非常に多いのです。その結果が、社会の混乱であり、人々の意識に悪い影響を及ぼします。これがまた、病気という現象になってくるのです。

皆さんは、わからないでいるけれども、この地上界は、地獄と極楽がミックスされている世界なのです。そのために、心がきれいならば、その人たちは光の保護を受けていますから、バチが当たったり、憑依されることはありません。うらみやねたみ、そしりや、家の中が不調和で、わけのわからないものを一生懸命拝んで、違うものを拝めば邪宗だと決めつけるような人たちの心は、阿修羅界という世界に通じています。そういう人たちには、心に安らぎがありません。

 

本当に信心深い人たちというのは、お経をあげたり、そのような場所へお参りするものではなく、片寄らない中道の道を、一秒一秒怠りなく生活をしている人たちのことをいうのです。

中道の道を歩んでいる人たちは、常に光明に満たされ、その時に初めて他力の力を得ることができるのです。実在界を通して、あの世の偉大な力を皆さんは受けることができるのです。

それゆえに、正道という片寄らない中道の道を自分の心の物差しとして、間違いがあったならば素直に反省をして、それを修正して、より自分自身を謙虚に、人に対して慈愛の心を持った生活行為を積み重ねてゆく、自分の欠点を修正する勇気が必要です。自分自身の欠点は、自分にうそをつけない善なる心が一番よくわかっているのです。

 

皆さん自身の生命は、転生輪廻の中で、ある時はナザレの丘においてイエス・キリストの道を学んだ人もいるのです。あるいはまた、ゴーダマ・シッタルダーのラジャグリハの郊外において、その道を聞いた人たちも皆さんの心の中に潜在されている意識の中には記録されているのです。それをひもといた時に、我々は物質文明の奴隷ではなく、物質文明は人類のためにあるんだということに気がつくのです。そして、より平和な調和された人類の道を自らして切り開いていかなければならないのです。我々は、このようにして平和な安らぎのある魂というものをより豊かにつくり上げていくのです。

今、皆さんは物質文明という最も厳しい社会の中で自分をしっかりと見つめる時がきているのです。我々の作り出したコンピュータよりはるかに精度の高い巧妙な皆さんの意識は、次元を超えた世界を自由に行き来することができるのです。イエスにしても、釈迦にしても、その能力を持っておられたのです。今、我々の中にも、そのような体験をしたさまざまな人たちが出てきています。

人間は永遠の生命であり、生まれることも滅することもないのです。皆さんはただ、死とか生とか言うけれども、これは肉体という舟だけを通して、その形だけを追いかけているのです。重要なのは、その舟に乗っている船頭さんというものに、皆さんが目を、そして心を向けた時に、我々の生命の妙なるものを知っていくのです。

 

我々の科学は、やがてこのような事実を多くの人々が現象化し、信じざるを得ない時が来るのです。現代科学は、まだメッキのようなものなのです。現代医学が最高峰だとしても、医学そのものもほんのまだ初歩的なものにしか過ぎないのです。ノイローゼの原因一つにしても、まだ医学者たちは、人間の脳細胞は物を記憶する装置であるということを言っているうちは遥か彼方のことです。

人間自身のすべての記憶されているところの装置は、皆さん自身の肉体の船頭さんであるところの魂が、すべて記憶しているのです。

どんなに悲しいことがあろうと、苦しいことがあろうと、眠っている時には、皆さんは全く何もわからないのです。眠りから覚めて、肉体の全てを魂が支配した時に、また苦しみや悲しみが出てくるのです。その全ては皆さんの心がつくり出しているのです。その心というものをしっかりと見極め、まず自分の心のどこに歪みがあるのかということを見極めて、たとえ、夜寝る時に十分でも、十五分でもいいから、自分の心の中に、感情の領域がふくらんで理性を失っているか、本能の側から見て感情がふくらんで心の中に歪みをつくっていないか、あるいは、学問的に自分の知性だけを過信して、自分自身の心に歪みをつくっていないか、こういうものを一つひとつチェックしてみてください。

 

(次号に続く)

 

この稿は、昭和47年12月10日、関西本部定例講演会での内容をテープより書き起こしたもので、一部加筆・修正を加えてあります。  〈文責=編集部〉

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