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高橋信次先生講演
Lecture

道について(6)

(前号より)

 

自分の心で『行い』と思っていることが、本当に正しい道を歩んでいるかということを皆さんが知っていたならば、そこからはずれた場合、必ず、間違っている分野を修正する道へと進むことが出来るのです。

反省は、我々の思ったことと行ったことを一つひとつ心の中でチェックし、不調和な分野を修正していくところの、神から与えられている正しい道なのです。

人間の間違いは、目を開けているだけではわからないのです。そのために、色々な不調和な諸現象を作り出します。それは、修行の場として神から我々に対して、反省の機会を与えられているのです。〝間違いは、改むるにはばかることなかれ〟です。素直に認めて謝ればいいのです。

 

個人相談に来る人たちは、病院へ行っても治らない、霊的な現象に支配されている人が多いです。私のところのビルの下は病院です。その病院で治らない人たちがよく上がってきます。

この前も、浅草で、昔から楽器を売っている店があります。そこの方が、十何年も半身が全く動かないのです。医者に診てもらっても原因がわからない。そこで、店の従業員の紹介で、私のところへ訪ねてきました。

みたところ、その左半身のところにご婦人の方が〝ピタッ〟と憑いているのです。〝アラッ〟これはおかしいと思いました。そこで、その憑いているご婦人に色々聞いたところ、ご主人のことを非常に恨んでいるのです。あの世(実在界)へ行っても恨んでいるのは地獄霊です。さしあたり、動物霊か何かは「早速拝んで供養し、祀りなさい。」と言うでしょう。冗談ではありません。彼らの住む世界は、この地球上ではないのです。皆さんの肉体先祖の住むのもこの地球上ではないのです。それを人間は、お墓にも執着を持たせたり、あるいは、形を作ったものに対しても執着を持たせてしまう。彼らの住む世界はこの地上界ではないのです。あの世なのです。

 

そこで私は、そのご婦人に対して「あなた自身は、いつまでもこの者に憑いていてはいけません。十数年も主人の側にいるが、あなたの住む世界とは違うのです。何故、執着を持ってこのように苦しんでいるのか知っているのですか……。」こんこんと教えると、約十分ぐらいの間に、ご婦人は肉体から離れてしまいました。その瞬間に体は治ってしまいました。こういうものはお医者さんではわからないものです。

注射や針、お灸をしたところで、地獄霊は熱くも痛くもないのです。死んでいるのですから。そういうことを知らないで、我々はややもすると、次元を超えた世界をないがしろにします。先祖に対する供養ということは、まず皆さんが健康であることです。そうして、心がきれいで、家の中に、常に明るく平和な環境をつくることが、先祖に対する一番の供養です。

 

立派なお墓を造ることによって先祖は供養できるものではありません。人生航路のただの舟の置き場です。我々はそのようなものに執着を持ってはいけません。お墓や石塔に執着を持っているとしたら、百パーセント地獄だということを知らなくてはならないのです。 お墓(死ぬこと)に入っても、そこから首やあるいは手を出している地獄霊たちを私たちはいっぱい知っています。執着をもたせてしまうことが大きな間違いなのです。それには、まず皆さんの先祖に、この地上界に執着を持たないように、こんこんと神理を説くことです。

もし、お墓やお寺、あるいは仏壇に執着を持っているとしたなら、これは間違いなく地獄です。これらは決して祀るものではありません。

 

心が不調和になれば、地獄霊たちがまた邪魔をして憑依します。皆さんは、それが見えないから病院に通ったり、拝み屋と称される方に会いに行ったりします。そして「あなたの家の先祖を供養しなさい。一生懸命に何日か拝みなさい。」と言われます。

しかし、地獄に堕ちるような人たちにいくら難しいお経を唱えたところで、わかるはずがありません。「経文とは、本当にこういうものだ。」と、お経の意味をよく解説することです。「あなたたちはいつまでも人に憑いていてはいけません。私たちはこのように健康で平和な生活をしていますから、どうぞあなたたちの住む世界へ帰ってください。」と、こんこんと教えてやることが一番大切です。

ですから、大きなお墓に入っている人が必ずしも天上界へ行っているかというと、とんでもない話です。この地上界を占有している執着だけを残しています。そういうことでは本来困るのです。皆さんは、家庭の中に色々な不調和が起こった時には、まず、家庭の中のあらゆる現象を見てみることです。

私のところにいる従業員の中に、ある教団に入っていて〝ヘビ〟を一生懸命拝んでいる人がいます。彼は成績優秀で学校を卒業し、就職しましたが、ノイローゼになってしまいました。

一生懸命拝んでいますが、心の中が不調和ですからそこに憑かれてしまいます。憑いてしまうとノイローゼになって当然です。 そういう人たちの側には必ずと言っていいほど大きなヘビが憑いています。〝ヘビ〟が憑くとヘビの臭いまでします。〝キツネ〟が憑くと顔の相がキツネ顔になってくるものなのです。

 

不調和になって一年近く経って私のところに来ました。今、私のところに勤めながら、心の勉強をしています。

人間は、わからないからそういうものを信仰してしまうのです。

一時、外から見れば商売繁盛、結構うまくやっていくのですが、内に入れば、家の中がガタガタと崩れ、調和されなくなります。ヘビだのキツネだのという動物霊は、そういうことをやるのです。見えて、聞こえて、話せたらよいのですが、見えず、聞こえず、話せないのに、そのような者たち(憑依霊)に近づけば、かえって災いに遭います。

『触らぬ神に祟りなし』です

それだけに、心というものは恐ろしいもので、正しい道を自分が歩んでいなかったならば、本当に我々はとんでもない間違いを犯してしまいます。肉体の人生航路のいわば道路交通法やあるいはあるいは航法という飛行機の飛行よりか、もっと皆さんの心の方がはるかに重大だということを知らなくてはいけません。

その方法は、片寄らない中道の判断をした日々の生活がとても大切です。そういうようにしていったならば、地獄に堕ちる人たちはいないのです。お経を唱え、いくら一生懸命に拝んでも無駄だということをよく知ってください。

 

観音経というものは、六世紀の時代に天台智顗というお坊さんが、観音力の偉大なる力を褒め称えた経文に過ぎないのです。 何のためにお経を唱えなければいけないのですか……。 動物霊は人のマネをします。地獄霊も同じです。正しい道は、あくまでも皆さんの自分の心にウソのつけない善なる心です。これは、片寄らない中道の道なのです。それを実践した時に、やがて皆さんの心の窓は開かれて、今までの人生に、そして偉大なる神の光を自らが得る道を、皆さんは探し求めることができるのです。

 

(おわり)

 

次号8月号からは「心の在り方」昭和49年3月10日、関西本部定例講演会での内容を掲載させて頂きます。

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