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高橋信次先生講演
Lecture

心の在り方(2)

(前号より)

 

それは、なぜそうなるのか。

まず、私たちがこの地上界へ生まれてくる前には、皆さんは全部天上界にいたのです。

まあ、いろいろな宗教家たちは、貧乏したり病気をすると、前世が悪かったんだ。あるいは、先祖がこういう悪いことをしたから、今あなたは貧乏しているんだ、苦しんでいるんだと、うまいことを言って教えるのです。また、動物霊やあるいは地獄霊もその人に教えます。

それで、名前でも戒名でも確かに当たると真剣になってしまいます。そりゃあそうだと……。ところが、そういうもの(動物霊や地獄霊)は、簡単に皆さんのお墓でも何でも見る力を持っているのです。人間のこの眼で見ようとするからおかしくなるのです。

動物霊でも地獄霊でも、簡単にそんなことは言い当てることが出来るのです。

そのご婦人と一緒に来たお嬢さんの場合も、後ろに憑いているところの悪霊、女性は魔王になれないので、まあ、魔王の使いぐらいですね。その憑いているものが、そばで〝この者の家の先祖はこういう悪いことをした。そのために今、この娘はおかしくなっている〟と言うのです。

 

まあ、こうやって手を上下に振って出てきて、飛び上がるのは大抵キツネが憑いています。ところが人間は、それを解らないものですから、ああ、先祖が出てきたと思ってしまうのです。ご婦人の方もお嬢さんを連れていって見てもらって、そう思った訳です。

その内に、こういうものをあげなさい。先祖にはこういう戒名をつけなさい。ハイ、戒名代はいくら、こういうものはいくら、と言われて買ってしまう。神様には大分お金がいるんですネ。(会場爆笑)

ところが、私の所へ来るとお金はいらない訳です。

では、そういう風になってしまう原因と言うのは。

 

本来は皆、光明に満たされた美しい心であるが、この地上界という場に出てしまうと、皆さんはすべてわからなくなります。

まず、あの天上界という所から皆さんは出て参ります。お父さんお母さんというのをちゃんと決めて出てくるのです。三ヶ月ぐらいになりますと、天上界から皆さんの魂はお母さんのお腹の中へ入って自分の肉体舟を確認します。ああ、これが自分の肉体だなと、この辺がちょっと傷んでいるけど、まあいいやと。少しぐらい肉体に欠陥があるほうが、この世に生まれて、何か疑問を持って最後には悟るであろうと、初めからわざとそういう状態で生まれてくる人もいるのです。何らかの疑問を持つようにと思って出てくるのですが、生まれてしまうとそれらをすべて忘れて、親を恨んじゃう。こんな肉体に生んでどうしてくれるんだと……。身勝手なものです。

こうして、それぞれの目的を持ってこの地上界へ出てきます。

十月十日、九ヶ月、空気にふれると同時に皆さんの意識はいったん全部沈んでしまいます。100パーセント沈みます。その後、徐々に心の中の本能の領域がボツボツ出て参ります。

そうしてお母さんのオッパイをしゃぶるようになります。それが固体保全、慣性の法則、本能も慣性の法則によって、人間は永遠の生命として、口を通して食べ物を摂るようになっているのです。

本能の領域は、生まれたからといって親が教えなくともちゃんと解るようになっています。その内におしめが汚くなったりすると泣いて周辺の人たちに教えるようになってきます。これも本能的感情です。

 

本能的感情というものは、徐々に徐々に芽生えてきます。ほとんどは生まれて一週間から一~二ヶ月目ぐらいは、寝ている時に誰もいないのに、一人でニコニコ笑っています。笑う練習をしているのかなあと思った人もあるでしょうし、他にもいろいろな話はあります。

その状態を心の目で見ますと、赤ちゃんが笑っている時は、光の天使たちが側に来て、頑張れよ、お前の生まれた所は厳しいぞ、大丈夫か……と、心配したり激励したりしているのです。まあまあ、任せておけよ。必ずやるからと、皆さん(赤ちゃん)は自信たっぷりに答えています。

あの世に帰った時に、シマッタ! と言わないようにすることですね。それで、光の天使や魂の兄弟といろいろ話し合いをしているのです。

意識の面で話し合いができるのです。ですから、本人(赤ちゃん)は笑っているのです。決して笑う練習をしているのではありません。よく見ますと、羽根を付けたエンジェルとか、あるいはちゃんとした大人が側にいて話をしている時もあります。まあ、その場合でもほとんどが、やります、頑張りますと言っています。もちろん、今度は魂の兄弟たち、あるいは指導霊・守護霊というような人たちも、しっかり頑張らなければいかんぞ、こういう家庭では大変だ、将来は……。と話しています。親を見ても、お母さんを見ても、こりゃあえらいことになるぞと、皆さんの場合、なかにはそう思わなかった人もいたでしょうが、まずまずほとんどの人がそう思いますね。

こうしているうちにだんだんと視覚神経が発達してきます。自分のお母さんや身近な人を記憶するようになるのです。他人様が入ってくると泣いて騒ぎます。この辺から、我というものが出てきます。自我の芽生えですね。意識(心)の中の感情と本能の分野、そして智性の分野が徐々に膨張してきます。しかし、理性というものはまだ利きません。9カ月目、徐々に足も発達するようになってきます。自分が欲しいと思ったら泣いてでも取ろうとする、親がそれをひっぱたいてやめさせようとしてもそれは駄目なんです。自分(親が)の思うようにならないからといって、最近ではロッカールームか何かに入れてしまう人もいます。まあそういう人は、あちら(あの世)へ行ってからゆっくり挨拶されるから覚悟することですね。生きているうちにちゃんとしておいた方がいいですよ。

人は、真の道がわからなくなるからそういう人たちが出てくるのです。お互いに親子としての約束を反故にしていくのです。えらいことですね。

 

こうしてだんだん成長し、満一才になりますと、結構物事がわかるようになってきます。それぐらいだと、まだあまり罪をつくっていませんから、魂の兄弟たちは、次元の違った世界から安心して見ています。あの世では、この世は立体モーションピクチャーで見ることが出来るのですよ。あの世からこの世を見ますと、そのままズバリ見えるのですよ。たとえば、拡大して見ることも出来ます。

この世のテレビジョンでは二次元、すなわち平面の世界、スクリーンに映るものしか我々には見えません。ところが、あの世からこの地上界を見ると、そのままの姿で見ることが出来ます。四畳半なら四畳半そのままが映ります。畳の目までハッキリとわかります。

そのことを皆さんが知らないで、誰もいないのではないかなあと思っていますけれど、あの世からは、皆さんのすべてのことがみんな見られているのですよ。光の天使や、あるいは皆さんの魂の兄弟たち、また、肉親の関係の人もいます。

 

(次号に続く)

この稿は、昭和49年3月10日、関西本部定例講演会での内容をテープより書き起こしたもので、一部加筆・修正を加えてあります。

〈文責=編集部〉

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