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時の言葉
Word at time

2016年10月 心の三毒

人の精神、肉体をもっとも不安定にする想念は、愚痴、怒り、足ることを知らぬ欲望の三つといえよう。何れも自己保存に深く根ざしているからである。愚痴は神の子の己を否定し、人間疎外感と孤独を生み、怒りは破壊を意味し、足ることを知らぬ欲望は自己を失う最たるものといえよう。こうした想念を霊視すると、その周囲は、黒、赤、灰色の妖気が周囲を覆い、魔王、地獄霊、動物霊が必ずといってよいほど姿を見せている。言うなれば、あの世の最低の悪霊に、身も心も蹂躙されていることを意味するのである。 精神と密着した私たちの肉体は、思うことがただちに現象となって現われる。笑いは血の循環をよくし、胃や腸の活動を活発にさせよう。反対に、怒ったり、悲しんだりすれば、心臓の運動や睡眠をさまたげる要素をつくり出してゆこう。想念の在り方いかんで肉体的な諸現象がただちに現れてくることは、誰しも一再ならず経験するところではあるまいか。 一方、怒ったり悲しんだりして食欲が減退し、睡眠がとれないとすれば、仕事や人間関係の判断まで狂ってこよう。つまり、こうした想念は心の平衡を失い、精神まで不安定にしてくる。心が不安定になれば家庭や職場での協調関係がうまくゆかず、こうした状況が長びけば、やがては仕事も行き詰まり、病気や災難を誘発する。 このように、想念は、その人の心と肉体に敏感に反映してくる。いうなれば、「もの」を現していくのである。 想念はもともと精神活動の一つである。しかし、その精神活動が中道を失い、眼や耳や口を通して肉体中心の業想念に支配されてくると、ウソのつけない心と神から与えられた正常な肉体まで汚してしまうことになり、目的と使命を担ってきた今世の自分の運命、天命を狂わし、新たな諸々の原因(業因)をつくっていくことになるのである。今世の原因が今世で清算(結果)されればいいが、清算されないとあの世に持ち越し、来世でそれのおさらいをしなければならない。つまり、もう一度、今世と同じような環境の下で修行し、己の魂をテストしなければならない。はっきりいうと、大抵は、原因と結果の堂々めぐりをしてしまう。二千年の昔も今も、心の面ではあまり進歩がないというのも、こうしたところに原因がある。悪循環からなかなか抜け出せないのである。 悪循環の最たるものは何かといえば、愚痴と怒りと足ることを知らぬ欲望である。この三つを称して心の三毒といい、業想念のなかでも、もっとも悪い原因をつくる。よくよく心しなければならない。(一九七三年二月掲載分)

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