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今月の課題
This Month's Problem

2016年05月

本部長 岸田 守

正法は万古不変であり、いくら年月を経ようとも、いつでも新しく、私たちを導いてくれます。原点に戻って学びを深めていくために、今月は、平成六年五月号に掲載された、岸田本部長ご指導の要旨を再掲載させていただきます。 〝見ている自分より、見られている自分を知れ〟という言魂カレンダーがあります。「自分のことは自分が一番よく知っている」以前の私達の殆んどは、そういうふうに思って生活をしていたのではないでしょうか。また、私達の周囲にも今でもそう思っておられる方が随分たくさんおられます。“見ている自分”というのは、そうした思いの自分ということでしょう。 ここにある“見られている自分”というのは、美人だとか男前だとか、大男だとかチビだとか、太っちょ痩せっぽっち、或いは、お酒落や貧相などと云われる外見ではなく、内面に持っている心の癖、根性の自分ということでしょう。 私達が自分を見る目はどうしても点が甘くなって、長所と思える所は大きく拡大して見ますし、短所と思える部分はあっても小さく縮少して見てしまいます。従って良い所もたくさんあるし、多少は悪いと思われる点もないことはないが、そう大して問題になるほど悪い所はない、そうでないと大きな顔をして道を歩けないじゃないか、というところに落ち着くのが普通であろうと思います。 しかし、俗に岡目八目(おかめはちもく=第三者が見ると、事の是非や利・不利がかえってよくわかること)とよく云われるように、自分が知っていると思っている自分というものと、周りの人から見られている自分というものとの隔(へだ)たりが、時には正反対であるくらい大きな違いがあることもあります。 高橋信次先生がお説き下さった神理正法を学び、実践に努力を重ねてきた中からこのことについても徐々に理解させていただいてきたように思われます。 しかし、その“見られている自分”を知ろうと思えば、自分から離れて、第三者(周りの人)の立場に立って自分をしっかりと見つめなければならないのです。口で云えば簡単ですが、自分の心に自我や自己保存の心がある以上、それを一〇〇%離れて、本当に第三者の立場に立つということは非常にむずかしいことだと思います。 正しい反省は、自分の為(な)してきた思いや行いを八正道を規範として、第三者の立場に立って反省することであり、その反省によって自分の誤ちや間違いが解ったら、二度とその誤ちを繰り返さないようにすることだと教えていただきました。そうなってくると、“見られている自分を知れ”ということは、正しい反省をしてその中から本当の自分というものを知れということになります。 第三者の立場に立つということは、すぐにはむずかしいことでしょうが、反省の材料は私達の日常生活の中にはたくさんあります。毎日毎日の反省と、未熟ではあっても、少しでも正しい反省に近い反省ができますようにという願いを込めて積み重ねていくことによって、たとえ小さなことであっても、一回や二回は本当に第三者に近い立場になって反省ができたということはあるはずなのです。始めはそうであっても、一回でも出来たのだからもっと出来る可能性はあるんだという思いを強く持って、「勇気と智慧と努力が大事です」とおっしゃったお言葉を思い起こして、前向きに精進していく私達でありたいと願っています。 それが言魂にある“悟りとは、己れを知ることである”ということに、まだまだ遠く及ばないにしても一歩でも近づけることだと思います。  新しい私に変わろうと夢みることはすばらしい。そうした夢がなければ人は生きていけないのかも知れない。と同時に、そういう新しい私というのは決して自分の外にあるのではなく、自分の中にあるのかも知れないのだ。むしろ人間は、自分の中の新しい私、新しい可能性を一生発見できずに終わる方が多いのではないだろうか。 まず少年少女の頃を思ってみるといいのだ。現在の自分の良さも悪さも、少年少女時代の鏡に照らして初めて分かるのである。かつて自分の中にあって、今は失われてしまったものも。 みつめる自分がどんなにみにくいものであっても、そのみにくさが自覚できるのは、すでにいいことなのだ。そのみにくさを通じて必ず自分の良さを発見できるはずである。人の一生は美しい自分に出会うための旅なのである。   この文は、昭和55〜56年頃、当時中堅であった映画監督の文です。心に残ったものの一つです。ご精進の励みになればと引用させてもらいました。 皆様の一層のご精進を祈っております。

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