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今月の課題
This Month's Problem

2017年02月

本部長 岸田 守

正法は万古不変であり、いくら年月を経ようとも、いつでも新しく、私たちを導いてくれます。原点に戻って学びを深めていくために、今月は、平成七年二月号に掲載された、岸田本部長ご指導の要旨を再掲載させていただきます。 高橋信次先生が、私たちに最初に示されたスローガンは、「釈迦・イエスの神理正法に還れ!」というものでした。 そして、当初よく云われたのは、「私は何も特別なこと、或いは珍しいことを言いにきたのではありません。皆様方みんながお心の中に持っておられる偉大なるパラミタを思い出してほしい。皆様方が、幾転生を重ねて積み上げてこられた偉大なるパラミタ、仏智見のあることを、もし忘れておられるのなら、その引き出し方を教えます、ということを伝えにきたんです。」ということでした。 このパラミタは凡語で、それを漢字に当てはめたのが「波羅蜜多」です。 今から約二千五百年前に、信次先生の前身であるお釈迦様が、人々の救済を願ってお説きになった教えが仏教で、その仏の教えを実践する道を仏道と申します。 もっとも、信次先生がおっしゃっていたように、その仏教も二千五百年の間に、それを受け継いできた僧や学者たちの智と意によってずいぶんとゆがめられ、かつ難解なものになってきたそうですが、それでも、その精神は受け継がれているのでしょう。 その仏道とは、六波羅蜜の行とも、六度の行とも、六つの聖なる道とも云われる、布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧の六つの行を実践することですが、これをひらたく云うと、 ⑴布施行=積極的に人々に愛の手をさしのべる行い。 ⑵持戒行=自分の欲望・欲性をいましめる行い。いわゆる、足ることを知った生活をすること。 ⑶忍辱行=他人を赦(ゆる)せる人間になること。不平や不満が生じても、それを堪え忍ぶ行い。 ⑷精 進=自然に学び自然に従う努力を怠らないこと。親子・夫婦・兄弟、……との調和をむねとして、おおらかに、そして努      力をすること。 ⑸禅 定=こだわり・とらわれからの解放。感情を波立たせずに静かに己を振り返る反省をすること。 ⑹智 慧=色めがねをはずして、全てのものをありのままに眺めること。自然を神仏と見、その法則を神仏のお心とする理解を深め、己自身の心をそれに同化して、人生の目的と使命を自覚し、自己の確立や自己の実現を図る日常生活をすること。 ということになるでしょう。 こう書いても、まだ難しい、よく分からないという方もあるでしょうが、それは私たちの心が、それほど正道から離れてしまっているという証拠なのかも知れません。 もっとも、親鸞聖人の「いずれの行も及びがたき身なれば、地獄は一条のすみかぞかし」という有名なことばがあります。それはこの波羅蜜多、六度の行のことで、このことばは衆生に“私も一緒だよ”と、勇気を与えるための誇張かも知れませんが、いずれにしても『行』なのですから、なまじっかなことで持続できるものではありません。 今までにも、これぐらいは実践して下さるだろうと、「伝道」や「小さな一つの修正」や「人を許すこと」、或いは「もっと礼儀を重んずること」などを、くわしく申し上げてきましたが、ほとんどが竜頭蛇尾になってしまっているようです。勿論、ずっとそのお心を持ち続けて下さっている方もおられますが、貴方様はどうでしょうか。 仏教では、その心、やる気を持ち続けて、放逸(ほういつ=かって気ままでしまりがない)に流れることを戒める「不放逸」ということをとても大事にしますし、火の燃えるような行いよりも水の流れるような精進と云います。また俗にも「継続は力なり」ということばがあるでしょう。 そして、平成六年の十二月号にも書きましたが、この波羅蜜多のうちでも、もっとも出来やすいのが布施行です。何故なら、信次先生がおっしゃったように、私たちの心の中にある偉大なるパラミタの内で、一番大きいのが愛の思い、愛念・愛語・愛行であるからです。 まして伝道という布施行は、結果的には神理の理解を深めるとともに、天上界で約束してきた縁生を見い出すことにもなるのです。それは新しく心の窓を開いた人が、あの人ともこの人とも友達だったのかと、感激している現象を見られている通りです。このように私たちには、天上界で固く約束してきた同行すべき友がまだまだ沢山いるのです。 その友を、一と月に一人、いや二ヶ月、三ヶ月に一人導いても、一年に三人や四人になるはずです。そして、その中には自分よりももっと親しい人が他支部の中におられるかも知れませんし、反対に、他の人が連れて来られた人の中に、自分が待ち望んでいる人もいるでしょう。 そんなことを斟酌(しんしゃく)せずに、恥ずかしいとか、損だとか得だとかいう思いも埒外(らちがい)において、素直な心でするのが布施行・菩薩行です。 どうぞ少しでも、そういう布施行に近づけるよう努力して下さい。切角のご精進を祈っています。

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