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今月の課題
This Month's Problem

2017年06月

本部長 岸田 守

正法は万古不変であり、いくら年月を経ようとも、いつでも新しく、私たちを導いてくれます。原点に戻って学びを深めていくために、今月は、平成七年六月号に掲載された、岸田本部長ご指導の要旨を再掲載させていただきます。

今、もし仮に、あなた様の魂が全く消えて無くなってしまったとしたらどうでしょう。大宇宙も大自然界も意識することも出来ませんし、全く無いと同然です。おかしなことを云うと思われるかも知れませんが、これは重大なことですよ。
いうまでもなく人間は神の子であり、人間と大自然というものが常に一体となって呼吸し、神の意志とともに大自然に存在しているということ。自然を離れて人間はなく、人間はその自然を神の経綸にしたがって調和してゆくものなんです。
だからその意味では、人間が消えてしまったら、大自然も無いに等しいというんです。と、お言葉の通りには憶えておりませんが、大体このようなご説明で、高橋信次先生が或る方にお話しをなさっていたところに同席させてもらったことがありました。
近頃私は、その当時のことをよく思い出すんですが、先生のお言葉の通り、大自然とはたとえようもない、とてつもない広い大きなものですが、神の懐(ふところ)と一緒ですよね  。私たち人間もその大自然の中の一部ですし、一細胞に違いないんです。
それなのに私たちの日常は、神の意志とか大自然というものはほとんど眼中にも視野にもなく、常に自分中心で、少しでも豊かで、より早く、より便利で、より気持ちよく、何事もスムーズに行くことだけを願っているのではありませんか。
かつて「家つきカーつき婆ぬき」という言葉が流行(はや)りましたが、今では車も電気やガスや水道と同様に、あるのが当たり前になっているようです。だから、このたびのような大震災が起こると、それまでの日常生活の在り方との落差に大変な苦労をすることになるんです。
また再び、あんな大災害が起こる起きないに関わらず、私たちがこの世へ己の魂を磨き、併せて、仏国土ユートピアを建設せんがために出てきた修行者であることを考えると、やはり私たち自身の日常の考え方、生活態度からして、ふり返って反省し直さなければならないような気がするでしょう。
そして何よりも、私たちにとって「己を知る」ということが大事なことです。
「己を知る」というと、すぐ「神の子の自分」とか、「エゴいっぱい、或いはカルマいっぱいの自分」を連想するでしょうが、本当に大事なのは、「広大な大自然の中の、誰も気付かないような小さな小さな一つの細胞としての自分」とか、「大自然とか神仏の深慮(しんりょ)に対して、何一つ応えられない非力な自分、ただただ謙虚と感謝の念だけしか持てぬ自分」を知ることです。
私たちは、普段たいていは自己顕示欲といわれる、人より少しでも優位にありたいという想いがあるから、どうしても自分を贔屓目(ひいきめ)に見るクセがついていますが、本当に心からそのような謙虚な心になればそれまでに見えなかった、或いは気付かなかったものが見えるようになってくるのではないでしょうか。
今年一年を通しての課題として、本年の年頭から一切の諸現象に対して、少しでも「正しく見、正しく思い、正しく語る」ことに意をそそぐことを提唱して参りましたが、今月はこういうことも含めて一切の諸現象をどれだけ正しく見てきたか。その反対を邪見(じゃけん)と云いますが、そういうよこしまな見方をしたことはなかったか、などとよく反省してみて下さい。
折角のご精進を心から祈っています。

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