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今月の課題
This Month's Problem

2017年09月

本部長 岸田 守

正法は万古不変であり、いくら年月を経ようとも、いつでも新しく、私たちを導いてくれます。原点に戻って学びを深めていくために、今月は、平成七年九月号に掲載された、岸田本部長ご指導の要旨を再掲載させていただきます。

何もかも美しい。生命の躍動が、手にとるように感じられてくる。あの森も、あの河も、町も、地球も、明星も、天体の星々も、神の偉大なる意志の下に、息づいている。まるで光明に満ちた大パノラマを見ているようであった。
見ているようでいながら、ゴーダマの肌に、生きとし生けるものの呼吸が、ジカに感じられてくる。大パノラマは、そのままゴーダマの意識のなかで、動いているのであった。
逐いに、悟りをひらいた。
三十六年間につくり出した不調和の暗い心、想念の曇りが、この瞬間において、光明と化したのであった。
大宇宙の意識と同体になると、森羅万象の生い立ち、宇宙と人間、神の存在、人間の在り方、魂の転生輪廻等が、一瞬のうちに、明らかになるのであった。……

これは皆様よくご存知の、高橋信次先生著の『人間・釈迦』第一部の「偉大なる悟り」の記述の一部ですが、ここに説かれているように、あの大釈迦、如来の要(かなめ)とされる釈尊でさえ、悟りをひらかれる瞬間まで、心の中には不調和の暗い心、想念の曇りがまだあったそうですから、私たち凡人の心中に煩悩カルマが沢山あっても不思議ではありません。むしろ当然なのでしょう。

それなのに、ほとんどの人が持ってる煩悩カルマの最たるものが驕奢(きょうしゃ)の心、増長慢、おごり高ぶりの意識で、それが本来は清浄であるはずの心を騒がし、見失わせてしまうのです。
信次先生が常に口グセのようにおっしゃった、恨み・ねたみ・そしり・怒り・グチ・足ることを知らぬ欲望・自己保存・自我我欲の心も、この驕奢の心、おごり高ぶりの心と同根の意識です。

たとえば普通、恨み・ねたみ・そしり・怒りなどの心は特定の他人に対して起こす思いです。いうならば、やるせない淋(さび)しさ、孤独心や嫉妬心のようなものです。しかし、その原因を他人にあると考えているかぎり、いつまでも煩悩の心の火は燃えさかるばかりです。
そこで、同じことや思い込みを捨てて、心静かに自問自答してみるんです。善意の第三者の立場になって考えてみればなおよく分かります。そして、煩悩カルマの火が自分自身の中で燃えたもので、他人は関係がなかったと気づくでしょう。
恨みも怒りも、自分自身の心の中で燃えたものだとわかれば、自分自身で消すことは当然できるでしょう。
反省というものはそういうことです。信次先生は、止観(しかん=とどまって観る)という天台大師のことばを引用して、よくお話をして下さいました。

私たちはもともと神の子なんですから、冷静な時にはそう間違いを犯すことはありません。
愛の心も、布施・供養・奉仕の心も十分持っているでしょう。しかし、俗に云う一念三千で心コロコロと動くので、心行の読誦や祈念などを通して、心を冷静に保つ努力をしていただいてますが、本当に難しいものです。
いずれにしても、一番大事なのは自分自身のやる気です。「カルマの修正と正法の伝道」は皆様ご自身が、天上で約束した人生の目的と使命です。
誰がどう云おうとどうしようと関係なく、私たち自身がやらねばならぬことです。
先日ある人から「カルマの修正は、私のような者でも本当に出来るのでしょうか。もっとも精進の足らないことは重々承知していますが、小さな一つの修正さえ私には不可能に近い気がするんですが  」という質問を受けました。
生じっかな精進で、如何にも魂が浄化されたように思い込んでいる人に比べたら、この人はごく真面目な人です。しかし悲しいかな、それでは自ら決定してきた修行を放棄することになってしまいます。
大事なのは、「やる気」です。出来るとか出来ないというのは我見です。
恣意(しい=その時その時の思いつき)です。失敗は成功のもとと云います。間違えば反省して改めればいいのです。困るのは失敗を恐れて逡巡(しゅんじゅん)することです。やる気をなくすことです。
何度も申し上げてきたことですが、反省にしても、正しく見る・正しく思う・正しく語るにしても、これでよい、これが最高というものはありません。 実践したことは失敗であれ成功であれ、私たちの経験となり血となり肉となって、一人ひとりの魂の糧となってゆくのです。
そして、それは必ず皆様の心に安らぎをもたらせてくれるでしょう。 折角のご精進を心から祈っています。

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