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今月の課題
This Month's Problem

2017年11月

本部長 岸田 守

正法は万古不変であり、いくら年月を経ようとも、いつでも新しく、私たちを導いてくれます。原点に戻って学びを深めていくために、今月は、平成七年十一月号に掲載された、岸田本部長ご指導の要旨を再掲載させていただきます。

 

私たちの人生の目的の第一は、今更申し上げるまでもなく、己の魂を磨くこと。いわゆる、多くの己のカルマを自覚し修正することです。ところが「類を持って集まる」という縁生の常で、みんなが似たり寄ったりのカルマを持っているものですから、それが普通だとか当然だとか、誰もがそうだという考え方で、修正の埒外(らちがい)に置いて、自覚すらできないでいることが多いものです。

 

そこで今回の秋季研修会では、皆様が連日積極的に修正に取り組んでいただけるように、個々に一番適切だと思われるカルマを決めてもらいました。勿論、誰もが大小さまざまなカルマを持っていますから、もっと最適なものがあるかも知れません。しかし、取り組むカルマがあまりにも大きすぎて、なかなか前へ進みにくいということもありますので、先ず取り組みやすいことを第一条件としてアドバイスさせてもらったつもりです。

 

いずれにしても、日々の反省からこの人生の目的の第一義を忘れず実践を積み重ねて行くことです。キリスト教では原罪と云い、仏教では業(ごう)と云いますが、10%の意識量しか働かない条件を持ってこの世の修行をする人間には、俗に百八煩悩といわれる煩悩が習い性になって、いつしか心に染み着いたものをカルマとか己心の魔というのですから、誰でも大小十や二十はあるはずですが、問題はそのカルマの多い少ないではありません。修正できたか出来なかったか、でもありません。

 

例え修正できずに、その一歩手前でこの世の修行が終わったとしても、その実践に懸命であったか、いわゆる不放逸(ふほういつ)に暮らせたか否かが大事なのです。この世の修行を終えたら、あの世へ帰ってからの修行に入ります。あの世は善と悪とがミックスされたこの世とは違って、光の量の区域が厳然とした所ですから、比較対照もなくカルマの修正は難しいから、この世に在るうちに己のカルマの自覚と修正に懸命であってほしいのです。それが高橋信次先生の教えであり願いだったのです。

 

みんな似たり寄ったりと云いましたが、私たちの誰もにあると思われるのは対比病です。「私はあの人ほどでもない」とか「誰々さんもそうしたはる」とか「誰でもそうだ」という、他人との比較において自己弁護をすることです。人間はもともと他人との比較において生きる傾向を持っているらしく、他人の悲運をみて内心に安堵(あんど)し、他人の幸運をうらやんで内に妬みの想いをいだくものですが、私たちの生きる尺度、反省の尺度は、あくまでも大自然です。宇宙の神理です。

 

また、正法の三本柱の一つである『慈悲と愛』。私たちは神の子なのですから、その本質はこの『慈悲と愛』であるはずです。人間は感情の動物と云って心の7、80%は感情想念で生きていると云われていますが、その感情想念に「慈悲と愛の心」がどれだけ働いているでしょうか。

 

慈悲と愛とまでは云えなくとも、感謝とか感動とか感激とかいう感情想念がどれだけ働いたでしょうか。それよりも損だとか得だとか、恨み・ねたみ・そしり・怒り・愚痴・足ることを知らぬ欲望の方が、ずっと多く出ているのではないでしょうか。

 

そういう己の心の働きを、単に常識的に良かったか悪かったか、間違わなかったか否かと云う既成観念、世想的な反省でとらえることは出来ないのです。

 

だから今後は、ご自分が決められたカルマの修正に、今日はどれだけ懸命に取り組めたか、どれだけ不放逸の日常生活を送れたか、どれだけ自分の使命に精進できたかを、反省の基準にしていただきたいのです。 どうか折角のご精進を祈ります。

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