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今月の課題
This Month's Problem

2017年12月

本部長 岸田 守

正法は万古不変であり、いくら年月を経ようとも、いつでも新しく、私たちを導いてくれます。原点に戻って学びを深めていくために、今月は、平成七年十二月号に掲載された、岸田本部長ご指導の要旨を再掲載させていただきます。

 

近頃は、団地住いだとお隣(となり)は何をしておられる人か全く知らないという人も多いようですが、昔は「向こう三軒両隣」という言葉があるように、ご近所の家とは親戚よりも親しくしていたものです。

だから、芭蕉の「秋深し隣は何をする人ぞ」という句から引用して、「隣は何をする人ぞ、全然知らない」と云うように使うようですが、この俳句の本当の意味は「この厳しい晩秋を、隣に住む人は何をして生きている人かは知らないけれども、この自分と同じように悩み多い日々を送っていることであろう」という人間同士の共感がにじみ出たもの、だそうです。

このように、表面はともかく、昔も今も人の情には変わりがありません。

信次先生もよくおっしゃったように、どんな悪逆非道の限りを尽くしたような人間でも、やはり神の子ですから、心の底には神性・仏性を持っていますし、その反対に、立派な人だ、仏様のような人だといわれる人でも、やっぱり煩悩カルマや盲点・欠点である己心の魔は多かれ少なかれ持っているものです。

だから私たちは、少しでも多く見聞を広め、沢山の経験や間違いや失敗や、その反省を通して人生修行を深め、意識・魂の浄化とカルマの修正を人生修行の第一義とすると共に、神の子としての使命を果たすことに心をそそいでいくべきなのです。

 

 

しかし、私たちのこの世の人生修行には、天上界では90%であった意識量を最高で10%、普通は7~8%しか働かないというこの世のルールのもとでこの世の修行をするのです。

何故最高でも10%しか働かないのかと云えば、自分の欠点カルマに気付き、そのカルマが如何に自分の心を傷つけ、人に迷惑をかけ、嫌な思いをさせているかを自覚するためです。

もし意識量が天上界と同様の90%もあれば、少々のカルマがあっても神の子の意識の方が強いから、自分が恥をかいたり人に迷惑をかけるようなこともないでしょうし、それでは何のためにこの世へ修行に出てきたのかわかりません。

だから、10%以下の意識量での修行は神の慈悲なのです。しかし、みんなが10%以下なのですからそれが普通だと思い、天上界での90%と同様のカルマの自分のまま、何とかごまかしてこの世をうまく泳ごうとするのが私たちの常です。

 

そこで「神が神の子だけに与えた特権」だと信次先生がおっしゃった反省があるのです。

10月の秋季研修会に参加された方は、各自が当面取り組まれるカルマの修正目標を決められてご精進なさっているはずですし、都合で参加できなかった方々には、支部長さんがご指導されているはずですが、このカルマの修正行は人生修行にとって最も重要な実践ですから、その経過をみてまた次月にでもお話し申し上げるつもりですが、今月は12月で、一年の締め括(くく)りの反省をする月です。

神が人間だけに与えた特権をフルに活用されて、しっかり反省してみて下さい。

繰り返すようですが、10%以下の意識量で修行する盲目の人生ですから、間違ったこと、至らなかったことは沢山あるはずです。

例えば、むさぼり求める心、慳貪(けんどん)の心やおごり高ぶる心、増長慢、特にプライドと云われる心などがない人はほとんどいませんし、その心を消去することは不可能に近いことです。

しかしそのカルマは沢山あって、相互に関連しているのですからその修正の糸口を見つけて、一歩一歩確実に修正の実践をして行くことが大事です。

何をその糸口とされてもいいのですが、今まで何度も「小さな修正から」と申し上げて取り組んでもらったはずですが、やはり大きすぎたのでしょうか、その実践が尻切れとんぼになってしまった方が非常に多かったようです。

だから今年の秋季研修会を契機として、今度こそ尻切れとんぼにならないように、みんなで不放逸の実践に入ろうというのです。

どうかしっかり反省して、折角のご精進あらんことを心からお祈りして、本年最後の課題と致します。

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