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高橋信次先生講演
Lecture

神理と科学(3)

(前号より)

 

まず私たちはこの地上界において、一切の諸現象は縁というものによって成り立っていることを知らなければなりません。縁なくして現象は起こりません。あらゆる森羅万象も縁によって起こっています。
まず地球を含めて、太陽や地球やあるいは月、この関係というものの全てが縁によって動いているのです。太陽から出ている熱・光のエネルギーが基になり、水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星という九つの惑星をはじめとして、三万数千個からなる小衛星集団が一糸乱れずに循環を繰り返しているのであり、大宇宙そのものもまた同じ原理により循環しているのです。

あらゆる森羅万象は、人類の生存できる最も調和された環境としてあります。しかし、心ない人間自身の作り出した不調和は公害となって現れ、やがて人類は公害によって滅亡するのではないかと多くの人々が騒ぎ始めています。神から与えられたものは、人類の調和された環境を保障していました。しかし、我欲に基づいて心を失った特権階級、その取り巻きの人たちの作り出したものは、物質至上主義に走ったために、現代のように光化学スモッグといった、さまざまな公害による大気汚染、河川の汚染、海の汚染というものになって、自然というものを破壊しております。人間自身の心を失った姿は、自分自身の住む世界を破壊してゆくのです。我々は肉体保存のためにも、そしてまた神の子として、地球上に修行を目的として出ている環境においても、肉体を健全なものとして保護しなければならないのです。

あらゆる現代社会の歪みの根本になっている“心”という問題を、我々は本来学ばなければならないにも関わらず、その道を説くべき宗教家が、ただ単にお経を上げることによって救われるとか、また般若心経を読誦する、一万遍上げる、百万遍上げることによって人間は救われるのだという、間違った考えをしているのです。あるいは、法華経をある特定の宗教家たちは「南無妙法蓮華経」の題目闘争によって人間は救われるのだという、本末転倒もはなはだしいと言わねばなりません。
真実は「法華経」に説かれているその道を実践することに価値があるのです。

法華経とは、ゴーダマ・シッタルダーが二千五百余年前に、多くの無学文盲の衆生に方便として道を説いたものなのです。当時のベルベーナーにしても、マーハーベラにしても、あるいはカピラヴァーストでもハスの池が非常に多かったのです。そのハスの池というものは非常に汚い、その池に赤、白、黄のハスの花がいっぱい咲いています。その例をとって「見なさい、あなたたちの肉体というものはあの泥沼のごとく汚いものだ。体から出るものには何一つとしてきれいなものはない。その汚い肉体を持っていても、心が調和され、神理に適った生活をしていれば、泥沼のなかでもきれいな花が咲くように、仏の心に調和されていくのだ」ということを説いたのです。「南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経……」と唱えることに価値があるのではないのです。
たとえこの地上界において不調和な環境の中にあっても、ハスの花のように心を清らかにし、神理に調和された日々の生活をすることが、本当に神の子として己の潜在意識をひもといて、神の子としての自覚に至ることが出来るのだ、というふうに説いたのです。

皆さまはまず自分自身は神の子、仏の子だ、真実に神の子としての尊厳を自覚せねばならないということを知ったならば、不自然なものに手を合わすことはないのです。 実在界(あの世)へ帰れば90パーセントの意識が表面に出て参ります。人間以下のものを一生懸命に信仰してきて、あの世に帰って「自分はどこそこの神様を一生懸命拝んでいたが、あれは動物だった」と思う人たちが多いのです。その時は遅いのです。一つ間違えれば蓄生界まで堕ちてしまいます。「般若心経」ひとつを見ても決してそのようなことは説いていません。人間の心と大自然の問題を説いているのです。

(次号に続く)

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