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高橋信次先生講演
Lecture

心の在り方(5)

(前号より)

 

今、我々が住んでいる世界は立体の世界です。この宇宙も立体です。こういう立体の世界の中に三次元の世界を包んでいるところの四次元以降の世界、こういう世界があって、この世界から皆さんは生まれてきているのです。

我々はこのような天上の世界、四次元以降の光明に満たされた世界から来たのです。この世界では嘘をつけないのです。皆さんが思っていることはすべて表面に出てきます。ですから、思えば通じてしまうので、言葉なんかいりません。

 

私はあの世(実在界)へよく行ってみます。自分の友達、あるいは会員の方で亡くなった人たちもいます。彼らが地獄界にいるのか、天上界にいるのか、そこで何をしているのか見に行くのです。迷っている場合はその場で教えるときもあります。私だけではなく、皆さんも寝ている間に行っている場合もあるのです。朝、起きたみたら〝もう、頭が痛くて〟なんていうのは、たいていあの世へ行って心を磨かれてきたときなのです。前の晩か、その前々日にあまり良くないことをしていると、あの世で反省させられることもあるのです。

これは天上の世界ですね。ところが、地球上という世界に出てくると私たちはわからなくなってしまうわけです。しかも、天上界という世界は光明燦然と輝いております。その世界には阿弥陀如来という人もおります。アメダーとも言い、アメダボダーとも言います。光の天使です。

如来界のイエス・キリスト、そういう人たちがいっぱいおられる所が、ずっと上の方の世界、光明に満たされた世界です。

 

こうして我々は次元の違ったこの地球上という場、三次元という世界へ皆さんは出てくると、お父さんお母さんからもらった肉体舟で人生を体験しているわけです。我々の生活は、物質経済、人間の長い歴史の中でつくり出してしまったところの不調和な社会、こういうものの中で心が執らわれてしまうわけです。

例えば、皆さんが経済的に貧しい環境に生まれたとします。今、貧しいといってもあの世(天上界)から出てくるときには、お金なんか関係ないといって出てくるのです。 日本の神さんはバカにお金を欲しがるけれど、神さんはお金なんか一銭もいらないのです。〝地獄の沙汰も金次第〟と言いますけれど、そんなことは絶対ありません。色々な新興宗教なんかでは、金をあげればあげるほど助かるなんて言っていますが、それは頭の黒いおかみさんが助かるだけです。神様がそんなことは言いません。日本のお金、いわんや一万円札なんかどのように変わるかわかりません。一ドルですらいつでも変化しているのですから……。

 

人間の作ったお金なんか神様はいらないのです。あの世ではそんなもの必要ありません。ところが、我々は肉体を持ってしまうとそういうお金に執着を持ってしまう。天上の世界という所はまったくそういうものではなく、調和されて光明に満たされている所なのです。

この地上界から去るときには、ちょうど〝賽の河原〟みたいな所があるのです。皆さんは賽の河原……? あんなの昔の一つのお伽話だろうと思うでしょうが、本当にあるのです。そして、賽の河原をよく見ていると、皆さんが人生で色々な荷物を持って暮らしていることがよくわかります。

例えば、家の地所はどうなっているのかなとか、お金がこれだけあったのにとか、執着を持ったままこの世を去った人たちが途中で荷物を全部捨てる場所です。そして、河原の向こうの彼岸に着くと光明の世界、霊界という世界があります。霊界と言っても、この地球上の世界よりもはるかにいいですよ。

各地で色々な問題を起こす所がありますが、あれはだいたいアスラーという所の一丁目ぐらいです。アスラー界とは、欲の深い人たちばかりが集まってくる所です。

今のこの地球上の状態を見ますと、血も涙もない連中ばかりが集まっています。これは大変な世界です。争いと闘争ですね。ですから、人の信頼なんかありません。そういう人たちには必ずアスラーが憑いています。

先ほどのお嬢さんのような場合は、アスラーではなくて餓鬼ですね。餓鬼のお婆さんに、口の裂けたお婆さんが二重にそばに憑いています。それが真実のものを知ってくれば問題はないのですが、我々は肉体の眼や耳を通してすべてのものを考えているために、この肉体や物質だけが絶対だと思ってしまうのです。

色、仏教では色といいます。色の世界というのは、皆さんの眼に見える世界のことです。目に見える世界は色彩があるから色といいます。

 

色気の色ではないのです。色気の色は色彩では見えません。ただ、心の眼で見ると後光が出ています。心のきれいな人は金色の後光が、家庭が不調和で争いばかりしている人は赤い後光が出ています。

恋愛をしている人を見ますと、ピンクの色を出しています。けっこう年を取っているのに、ピンクの後光を出している人もいますけれど、若いうちなら勘弁できますが、いくら流行だからといってもこれは困りますね。四十も半ばを越し五十の声を聞こうという人が、ピンク色の後光をポーッと出している人がいるのです。こういうのは少し考えてもらわなければ困りますね。

そういう人たちが死ねば、そのような世界に行きます。それはもう大変です。「この人が好きだ」と言ったら、魔王なんかがそばに来て「お前は何だ。俺の女に手を出して」と、毎日毎日そのことを繰り返し言われて何百年も過ごすのです。ですから、言われた方がノイローゼになるのです。あの世に行ってもノイローゼになるのかと不思議に思うでしょうが、実際にあるのです。

よく、地獄霊が憑いた人と話をすることがあります。その地獄霊に「お前は何で地獄に堕ちたんだ」と話をしてみると、その人の口を通して自分自身の色々なことを話し出します。地獄の連中は生きている人よりも聞き分けはいいのです。

皆さんは、幽霊は怖いなんて言いますが、幽霊の方がきちんと話をしたら生きている人間より物わかりがよく、早いのです。生きている人間はなかなか信じてくれません。余程のことを体験しないとね。

 

この中には色々な宗教をやってきた人たちもいますけれど、皆さんの後ろにいる守護霊が神理を聞いている人は金色の光を出しています。動物霊を抱っこしている人たちは、そういった宗教をやってきた人たちです。拝みながらピョンピョン跳び上がるのは、百パーセントきつねが憑いています。後ろに憑いているものが、私は先祖だなんて言うけれど、とんでもないことです。

そういうものを一生懸命に拝んでいるうちだんだん体が、あっちが痛い、こっちが痛いと悪くなってくる。これだけ一生懸命に拝んでいるのに何で不幸になるのだろうと心の中がいつもざわめいて調和できなくなります。これは、百パーセントよからぬものに憑依されているのです。すなわち、船頭さんが一人ではなく、二人も三人もいるのです。そこで分裂症ということになるのです。

肉体を支配している一人が「お前、そんな所へ行くなよ」と言い、もう一人は「行け行け、お前しっかりやってこい」と、またもう一人は「勝手にしやがれ」なんて、自分の心に三人も出てくるとわけがわからなくなってきます。

一人の肉体には一人の船頭さん、これは皆さんの光子体、あの世へ帰る肉体なのです。ですから、皆さんはいつでもあの世へ帰れるのです。あの世へ帰る肉体と皆さんは一緒になっているのです。 これを、色心不二というのです。

 

(次号に続く)

 
この稿は、昭和49年3月10日、関西本部定例講演会での内容をテープより書き起こしたもので、一部加筆・修正を加えてあります。

〈文責=編集部〉

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