言霊(ことだま)
運命にほんろうされてはならない
正法を行じる者は
運命を超えてゆく自分を 確立することにあるからだ
運命はもともと自分がつくりだしたものだが
その運命に執着し 運命に心をしばられると
ますます身動きできない
運命から自分を切り離すには
まず他人の眼で自分を眺めることだ
すると その運命の道筋が明らかとなり
運命の原因が はっきりととらえられる
客観的な心が養われ
自己の運命に苦痛を感じないばかりか
他人にたいしても
博愛の心が大きくひらいてくるからである